□ 白瀬の生涯

◯投書事件

投書事件

児玉将軍に会った翌年、白瀬は大きな事件を起こしています。

当時陸軍では「陸軍武官結婚条例」というものがあって、将校(少尉以上)や下士官、准士官が結婚するには一定の保証金を陸軍省に納めなければなりませんでした。

それが大金であったため結婚できない将校や下士官が沢山おりました。当時こんな歌がありました。

 

「貧乏少尉にやりくり中尉、どうやら暮らせるやっとこ大尉」そこで白瀬はこの条例の廃止を一兵卒という匿名で兵事新聞に投書します。

それが大きな 問題となり、矗の所属する第二師団に禁足令が出されるまでになり、とうとう白瀬は「あの投書は自分であります」と名乗り出ます。

司令部では剛直で有能な特務曹長であっただけに処分に苦慮しますが、結果は「予備役編入を命ず」でありました。

矗の性格は、理不尽のものについては、徹底的に抗議する一本義なところがありました。

文責:佐藤 忠悦(NPO法人白瀬南極探検100周年記念会 監事)

 

 

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